「エンジニア辞めたい…」と思った私が選んだキャリア

転職してエンジニアになったけど、辛すぎて辞めたい…

こんな悩みを抱えている方へ。

私も事務職から組み込みエンジニアになった後、「想像以上にハードで、もう頑張れないかも…」と思ったことが(何度か)ありました。

この記事では、そんな時に私がとった行動と、その後のキャリアについてお話します。

悩んでいるあなたに「こんなキャリアもあるんだな」と参考になれば嬉しいです。

目次

エンジニア業務から離れる

私は事務職から組み込みエンジニアになりました。

実際に組み込み開発を担当して仕事は充実していたものの「エンジニア向いてないかも…」と思い、社内異動を経験しています。

当時を振り返りながら、実際にエンジニアから距離を置いた結果どうなったか、をお話します。

エンジニアは想像以上にハードだった

エンジニアになって数年間は、実際にソフト開発のプロジェクトを担当させてもらいました。スキルも習得でき、やりがいもありました。

しかし、

  • 上司が変わり、周囲で心を病む人が増加
  • 毎日残業で体を壊しかける
  • 責任が重くプレッシャーがきつい

というような理由から、徐々にモチベーションを保つのが難しくなっていきました。

社内異動で開発から離れる

エンジニア業務はやりがいがあるものの、心身が疲弊してきた私は

いったん開発から離れてみたい

と思うようになりました。

大規模プロジェクトが落ち着くタイミングで正直に上司に相談したところ、ちょうどサポート業務の人員に空きがあり、運良く開発から離れた業務に変更してもらうことが出来ました。

同時に、残業時間も減らしてもらう相談をし、多いときは月に80時間程度だった残業時間を10時間程度まで減らしてもらうことができました。
(世の中には残業が月100時間超の人もいるので月80時間はマシな方かもしれませんが、通勤時間も長く自分にとっては厳しい状況でした…)

離れた期間にやったこと

エンジニア業務から離れた私が、当時やったこと(やめたこと)を紹介します。

離れた期間に私がやったこと
  • プライベートを充実させた
  • エンジニアの勉強はやめた

最初にお断りしておくと、私が個人的に実施したことを話しているだけなので、決してオススメする訳ではありません^^;

ひとつずつ説明していきます。

プライベートを充実させた

エンジニアになってから、とにかく毎日忙しくて仕事を再優先して走り続けている感覚がありました。

「せっかく仕事が落ち着いたから、今まで我慢してた趣味の時間を増やそう!」と思い、約1年間は趣味に没頭しました。

休日出勤も無くなったので、土日フル活用でイベントに参加したり、友人にあったり、旅行したり…と、とにかくやりたいことを全部やりました

エンジニアの勉強はやめた

そもそもエンジニアになってから、日々の業務でいっぱいいっぱいで業務外の時間に勉強はしていませんでした。しかしながら、業務で色んな技術を学ぶことは出来たので、スキルもそれなりに身についていたと思います。

そして業務がソフト開発から遠ざかった後も、業務外で勉強などもせず、本当にすぱっとエンジニアから離れることにしました。

距離を置いたあとどうなったか

実際にエンジニアから距離を置いた私ですが、約2年後にまた転記が巡ってきます。

結局エンジニアに戻る

いったんエンジニアから離れた私ですが、結局またエンジニアの道に戻ってきました

事務職 → エンジニアになる → 離れる → エンジニア戻る

という流れですね。我ながら、遠回りのんびり歩んでいると思います。

「悩んだ末に一度離れたのになんで戻ってきたの?」と思う方もいると思いますが、理由は大きく2つです。

エンジニアから離れたのに戻った理由
  • 業務での成長、成果が感じづらかった
  • 職場の人間関係が辛くなった

理由①業務での成長、成果が感じづらかった

エンジニアの業務は「このソフトウェアを作って!」という依頼に基づいて、開発の計画を立ててリリースというゴールに向かって進んでいきます。

ソフト開発は大変なことも山ほどありますが、ゴールが分かりやすく、無事にリリースを終えると達成感があります

しかし、サポート業務の場合は「自分がどんな成果を出しているのか?」「この仕事で成長出来ているのか?」という点が見えづらく、モチベーションを保つのが難しかったです。

これは実際に体験しないと分からなかったので、一度離れてみてよかったなと思っています。

理由②職場の人間関係が辛くなった

我ながらメンタルが弱いなあと感じるのですが、異動先の職場では仕事の負担が軽くなった代わりに、人間関係がギスギスしていたのが非常に辛かったです。

特に言葉が強い人がいて、その人が怒りモードになると他の人にも私にも厳しい言葉が飛んできました。正論な時もあれば、理不尽に感じる内容もあり、当時は相当辛く本気で「会社を辞めたい」と考えたこともありました。

しかし、これまた運が良いことに「ソフト開発の人材が足りない!」という社内の流れから、「ソフト開発に戻らないか」という話があり、会社を辞めずに再び部署異動に成功することが出来ました。

距離を置いたメリット・デメリット

実際に私がエンジニアから距離を置いて感じたメリット・デメリットを紹介します。

メリットデメリット
心身が回復した
モチベーションが戻った
収入が減った
成長が遅れた

エンジニアから離れたメリット

エンジニアから離れ残業時間も減ったことで、特に体の負担がだいぶ軽くなり、元気になりました

また、「エンジニア大変だけど、やりがいあるし戻ってみようかな」と思えるくらいにモチベーションが回復しました。

エンジニアから離れたデメリット

残業時間が減ったことで、当然残業の手当ても減り、収入がダウンしました。同じように仕事のセーブを考えている人は、この点を覚悟しておきましょう。

また、離れた期間に勉強もしていなかったため、エンジニアとしてのスキルは停滞(後退…?)し、また少し今後のキャリアを不安に思うこともあります。

しかし人生は長いので、数年休んだり、立ち止まったり、遠回りしたり、という生き方があっても良いのではないかと思います。

心と体の健康が一番たいせつ

何かに挑戦するということは素晴らしいことだと思いますし、私自身も挑戦する人を心から応援しています。

しかし、挑戦できるのは心と体の健康があってこそです。

特に心の方は、一度壊れてしまうと以前のように戻るのはかなり難しいです。

軽度の段階でケアできれば数ヶ月で元の生活に戻れるケースもあります。しかし、心の病が深刻な状況だと年単位の治療が必要だったり、何年経っても以前と同じ状態には戻れない、という場合もあります。

正直な話をすると、自分の周囲でも心が疲れてしまって休職した人を何人も見てきました。3カ月で復職できる人もいれば、2年越しに戻った人、そのまま見なくなった人など様々です。

そんな経験から「まずは自分の心と体の健康が一番大切」だと痛感しているので、今悩んでいる人はくれぐれも無理せず、まずは自分のことを大切にしてほしいと心から願っています。

まとめ

今回の記事では、「エンジニアを辞めたい!」と思った私が一度開発から距離を置き、ひと休みした後にまた戻ってきた話を紹介しました。

「エンジニア向いてないかも…」と不安になった人に向けて、具体的な対処法をまとめた記事も書いているので、気になる方はこちらもどうぞ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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