未経験からWeb系エンジニアになってみたいけど、一体何から準備すればいいんだ…
という方に向けて、Web系エンジニアを目指す上で必要なことをまとめました。
まず最初に「どの職種を目指すか?」がとても重要です!
Web系エンジニアの中にも様々な職種があり、目指す職種によって準備すべきことが変わってくるためです。
何から手をつけてよいか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
必ずやるべき4つのこと
まずは、Web系エンジニアを目指す上で必ずやるべきことを4つ紹介します。
- 目指す職種を決める
- Webの基本知識を習得する
- プログラミング言語を習得する
- 転職活動をする
最初に決める「目指す職種」によって、その後やるべきことが少し変わってきます。
やるべきことの違いも含めて、1つずつ順番に説明していきますね。
01 目指す職種を決める
そもそも「Web系エンジニア」とは、WebサイトやWebアプリを開発する人のことです。
そしてWeb系エンジニアの職種は、おおまかに分類すると以下の2つになります。
- フロントエンドエンジニア:ユーザーから見える部分を担当
- バックエンドエンジニア :ユーザーからは見えない部分を担当
細かく分類すると他にも職種はあるのですが、まずはこの2つをおさえておけばOKです。
「ユーザーから見える」とか「見えない」ってどういうこと?
と思われた方に、具体例を説明しますね。
例:ネットショッピングの場合
ネットショッピングをする時、以下の様な操作をすると思います。
- Amazon等のサイトで欲しいものを検索する
- 検索結果が画像付きで表示される
- 気になる商品をクリックする
- 商品の詳細ページが開く
- 商品をカートに入れる
- 購入画面に進む
- 必要な情報を入力する
サイトのトップページから始まって、いろんな画面を見て、文字の入力やボタンをポチポチしますよね。
このように、普段当たり前に見て操作しているものが
「ユーザーから見える」 = フロントエンド の領域になります。
一方、「ユーザーから見える」ようにするために、裏では一生懸命処理が行われています。
例えば
- 検索時にショッピングサイトの膨大な商品データから必要なものだけ取得
- 購入時の入力情報を保存
- 決済処理
- 商品データの在庫をリアルタイム管理
等々です。
このように、ユーザーが見える形になるまでに行われる処理が
「ユーザーから見えない」 = バックエンド の領域になります。
02 Webの基本知識を習得する
この章は、フロントエンドもバックエンドもやることは同じです。
Webの世界は多くの技術で成り立っています。一例を以下に示します。
- HTTP
- URL、URI
- HTML
- REST
- TCP/IP
他にもセキュリティやデータベースなどの技術も含まれています。
すべてを完璧に理解するのは大変すぎるので、まずは上記のリストを目安に学びましょう。
横文字ばっかり…!こんなに勉強しないといけないの…!
と尻込みしてしまうかもしれませんが、まずは本を1冊読むだけでもOKです。
個人的なオススメ本を紹介しますので、よければ参考にしてみてくださいね。
- Webを支える技術
- ネットワークはなぜつながるのか
独学やスクールに通うなど、学び方は色んな手段があるので、自分に合う方法で進めていきましょう。
03 プログラミング言語を習得する
Webは多くの技術で成り立っているため、プログラミング言語の種類が多いという特徴があります。
フロントエンドとバックエンドで、主要なプログラミング言語が異なります。
また、企業によって扱うプログラミング言語が異なるため、言語選びは非常に重要です。
以下を参考に、自分が勤めたい企業で使われている言語か等を事前に確認したうえで取り組みましょう。
フロントエンドは≪必須≫の言語を必ず使うため、まずはそちらから学んでいきましょう。
- HTML ≪必須≫
- CSS ≪必須≫
- JavaScript ≪必須≫
- PHP
- Python
- Rudy
- Java
- PHP
- Python
- Ruby
- Go
それぞれの言語について、簡単に説明を記載します。
HTML
Webページの構造を定義します。
正確には「HyperText Markup Language」の略で、マークアップ言語です。
CSS
Webページのデザインをして見栄えを整えます。HTMLとあわせて使用します。
JavaScript
Webサイトに動的な要素(ポップアップやアニメーション等)を追加できます。
Java
歴史が長く、利用者や求人も多い言語です。様々なサービスで使用されます。
PHP
Webサービスの開発に使われます。サーバー側で実行するという特徴があります。
Python
Webアプリの開発に使われます。InstagramやYouTubeの開発にも重要な言語です。
Rudy
日本人が開発した言語で、日本語の参考文献が充実しています。
Go
Googleが開発した言語で、高速で効率的なプログラムが書けます。
04 転職活動をする
いよいよ転職活動です。ここでの注意点は2つです。
- 志望する職種に合った求人を探す
- 未経験を積極的に採用する企業を探す
志望する職種に合った求人を探す
具体的に書くと、以下の通りです。
- フロントエンド:フロントエンド向けの求人を探す
- バックエンド :バックエンド向けの求人を探す
いや、当たり前じゃん!!
と思われるかもしれませんが、ここを間違えると悲惨なので絶対におさえましょう。
未経験を積極的に採用する企業を探す
未経験を積極的に採用していたり、入社後の研修が手厚い企業もあるので、求人情報をしっかりチェックしましょう。
未経験の募集であってもWebに関する知識は必要なので、勉強することを強くオススメします。
入社後に研修があるとしても、基礎知識があった方が研修の内容も頭に入りやすいです。
出来ればなお良い2つのこと
ここからは、未経験からWeb系エンジニアを目指すうえで、
「絶対とは言わないけど出来ればやっておいた方が良いこと」を紹介します。
必須ではないので、メリットとデメリットを交えて解説していきますね。
- Webサイトやアプリを作ってみる
- 資格を取得する
01 Webサイトやアプリを作ってみる
1つ目は、学んだ知識を生かして実際にWebサイトやアプリを作ることです。
- スキル向上
- ポートフォリオ構築
- 時間と労力
- 技術的な課題
- ユーザーサポート
それぞれの項目について、簡単に説明を記載します。
メリット:スキル向上
実際に作ってみることで、プログラミングやデザインスキルが向上します。
プログラミングは、とにかく書いて実際に動かしてみることが上達への近道です。
メリット:ポートフォリオ構築
「ポートフォリオ」とは、スキルや経験を示す作品集やサンプル集のことです。
未経験だと前職の経験は語れません。
しかし、自分で作成した作品があれば、転職や就職時のポートフォリオとして活用できます。
デメリット:時間と労力
何事もそうですが、未経験から初めて挑戦すると時間と労力がかかります。
デメリット:技術的な課題
技術的な課題に直面したとき、スキルが足りない状態だと1人では解決が困難な場合があります。
デメリット:ユーザーサポート
作ったものを世界に発信して、ユーザーに見てもらったり使ってもらう場合、
バグや不明点があると問合せへの対応が必要になります。
02 資格を取得する
2つ目は、関連する資格を取得することです。
- スキル向上
- スキルの客観的な証明
- 年収アップ
- 時間と労力
- コスト
メリット:スキル向上
資格取得のために勉強することで、知識が習得できスキル向上します。
メリット:スキルの客観的な証明
未経験だと、前職での経験は語れません。
資格を持っている場合、就職や転職時に客観的にスキルを証明できます。
メリット:年収アップ
企業によっては、資格を持っていることで資格手当てがつく場合もあります。
また、昇格要件になっている場合もあるため、キャリアアップも見込めます。
デメリット:時間と労力
資格の難易度が高いほど、取得するのに時間と労力がかかります。
デメリット:コスト
資格取得のための教材や受験料がかかります。
資格によりますが、受験料は数千円~数万円かかるケースが多いです。
未経験でもWeb系エンジニアになれる
未経験であっても、熱意と努力があればWeb系エンジニアになることは可能です。
IT業界は変化が激しいため、エンジニアになった後も常に勉強し続ける必要があります。
自分はそのことに気づくのに時間がかかったので、これから目指す方はぜひ意識してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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